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2011年5月11日 (水)

震災後2ヶ月

震災から2ヶ月が経ちました。

被災した方々に心よりお見舞い申し上げます。

さて、もんじゅもとても心配ですが

残念な事にその後も危険な状態が続く福島の原発爆発事故については

今更ではありますがSPEEDIの観測結果も公表されるようになりました。

まだまだ不十分ではありますが

放射性物質の飛散状況が比較的リアルタイムに近いかたちで

把握できるようになりました。

本当は過去の予想だけではなくて

明日の予想を公表して欲しいのですが、、、。

とはいえ

これで御用な感じがしてしまう一部の学者さん達の話の真偽を

聞き分ける必要がなくなり少し楽になりました。

原発が爆発して本来であれば放射線被曝に

一番気をつけなくてはいけない初期に

「ただちに人体に影響が出る数値ではない。大丈夫です」

とアナウンスして

わたしたちをパニックにさせない大切な役割は済んだ

という事なのでしょうか。

学者さんやメディアが職責上それでよいのかは大いに疑問ですが

いずれにしましても

若い人や子供たちに来年以降

健康被害が出ないことを心から願ってやみません。

10年以上前に出版されていた

原発震災時のマニュアルには

政府も報道も必ず

「安全ですから大丈夫です」

と言い続け、都合の悪い情報は制限するから

報道は一切信じないで

これこれこうしなさい

なんて書いてあったのを憶えています。

今回、政府の発表やメディアの報道を見ていると

震災直後から

まさにそのとおりに

一日一日進んでいくので

感心して、というか呆れて報道を見ていました。

ああ。

郵政民営化のときにも思いましたが

今回もわたしたちの気持ちの推移について

集団心理ってすごい、というか怖いなと思いましたし

それをこの特殊な状況下で

瞬時に判断して対応する一部の学者さんやメディアは

別の意味ですごい、というか怖い。

わたしたちは自分では理解が難しい話になると

耳を塞いでしまって

安心な説と不安な説が二つあるとすると

たとえ根拠が無くても

とにかく

「安心できる説」を信じたい

ということなのでしょう。

「この発電はクリーンで安全です」とか

「事故なんて起こりません」

「チェルノブイリと一緒にしないでください」

なんていわれると

なんだか事故が起こったらとても怖い気がするけど

でもなんだか難しくて良くわからないから

専門家が大丈夫って言っているのだから

思考停止して信じようとしてしまう。

普段であれば

とても思慮深くて冷静にバランスのとれた判断が出来る方も

汚染だの被曝だのという

まったくもって意味不明な話になると

思考停止して

根拠なく信じて安心してしまう。

極端な場合には

心配している人を嘲笑したり排除しようとしたり。

「危険じゃない、風評被害は良くない」とか。

「西日本に避難した人を非難」してしまう。

いやいやいや。

数十年も世界中の放射線研究者が必死に日夜研究して

情報交換して作り込んできた

最新の国際基準に照らして

安全値を10倍も超えているのであれば

それは風評ではないでしょう。

ああ。

ひょっとすると1940年代のわたしたちも

こんな感じだったのかもねって思いまして

静かに観察していました。

「神風吹いて、絶対勝つ」とか。

「大丈夫。日本は強い国」とか。

でも、見方を変えれば

この2ヶ月はそれほどの非常事態だった

と言えるのでしょうか。

この根拠の無い「大丈夫」が

ひょっとして20数年続いた結果が

いまの日本の低迷

ではないことを信じたいのですが、、、。

そういえば私が高校生の頃

バブルが弾ける前夜になってもまだ

経済学者さんの一部が

難解な専門用語を駆使して必死に

「大丈夫」と言っていたのを思い出します。

あの頃の経済学者さん達はお元気でしょうか。

さて

なんでも先日

デインジャーマネジメントの視点から考えれば

もんじゅは別として

最も危険だとしてよく議論の的になる中部の原発を

一旦止めるとする話が出てきたようです。

地震研究者からは近い将来に大きな地震がおこるのは

間違いないといわれていましたし

造り始めてから

うっかり断層の上に造っちゃっている事が判明して

地震研究者からずっと怒られていましたから

福島がこうなってしまった以上

パフォーマンスかどうかは別としても

止める話になるのは当然でしょうか。

まあ、断層の上にうっかり造っちゃった原発が

他にもいくつもあるのがちょっと心配ではありますが、、、。

そういえば

文部科学省が新しいデータを静かに公表しています。

これを見ると既にチェルノブイリの強制退去地域よりも

数倍汚染されている地域が福島県内に

既にできてしまっているようです。

これってほとんど報道されていないようですけど

良いのかな。

良いわけないよな、、、。

チェルノブイリの場合ですと

このレベルの汚染地域には今後も

数百年は住めないだろうと言われていたはず。

今回の場合には

また

ただちに人体に影響が出る数値ではない、と

一部の学者さんやメディアがアナウンスして

住むことになっていくのでしょうか。

あるいは立入制限することとなってしまうのか。

かの地では立入制限したにもかかわらず

それでも事故の20年後くらいから成人の白血病の患者さんが

有意に増えていると5年程前には既に報道されています。

20年後であれば確かにただちにではないですが

今でも事故との因果関係を認めてもらえていない。

子供たちには1年後には有意な影響がでました。

ああ。

昨年行った福島には本当に素敵なところが沢山あったのに

福島をふるさとに持つ人々のことを考えるととても悲しい。

いずれにしても

解決に何十年もかかっている

水俣病や血液製剤

アスベストなどを例に出すまでもなく

今回の原発爆発事故との因果関係を証明する難しさは別として

(原発事故の場合は厳密に証明しなくても保障されるとも言われておりますが)

かなり厳しい状況かもしれませんが

放射線被曝の健康被害が杞憂に終わるように願っています。

そして

一年でも早く福島の原発が落ち着いて

福島の土地はもちろん

東北や首都圏の土地も海も空気も水も

自然の力で希釈され

ごく普通の健康的な生活に戻れる日が

一年でも早く来る事を願ってやみません。

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