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2010年2月

2010年2月26日 (金)

過去は変えられる

日本を代表する自動車メーカーが

国内外でいろいろと非難されているようです。

つい最近までは

過去最高益を更新し

さすが

かんばん方式だ

思考を停止して

みんなで

絶賛していたのに。

うまく行っている時は

コストダウンが賞賛され

うまく行っていない時は

コストダウンのせいだと非難される。

そう

いつものよく見られる光景に

またか

とわたしは少々食傷気味。

言い換えれば

結果が良ければすべて良し。

結果が悪ければ非難される。

つまり

そういうこと。

結果に至る過程はあまり意識してもらえない。

逆に

結果さえ良ければ評価されるから

過去に、悪いことをしていても

たまたま今

成功していれば評価され

ずっと品行方正だったけれど

世渡りが不器用で

たまたま今うまく行っていないだけで

あまり評価されない。

だとすると

昔ダメでも今が良ければ評価される。

そう

過去は以外と変えられる。

過去の失敗は結構取り戻せる。

僕は

昔も今も

いつもがんばっている人が好きなので

僕はあまりその考え方には

くみしないのだけれども

それでも

ニュースをみれば

今に絶望して未来が信じられずに

電車が毎朝

止まっている。

実は世の中って

未来を

過去を

変えられるんだって

もう少しだけ知っていたら

今朝

電車は止まらないかもしれないのに。

もう少しだけ

絶望しないで済むかもしれないのに。

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2010年2月24日 (水)

渡り

渡り

と言っても天下り先を転々として

退職金がっぽりの

恥ずかしいアレではありません。

以前、紹介した「タカの渡り」について

よく質問を受けるので

いまさらですが

最近発見した

カメラに残っていた写真をアップしてみます。

Gsc_0004

ピンぼけ写真で恐縮ですが

愛用のsuuntoによると

峠の標高は1610m。

地図でも1600mとなっていましたので

結構正確なことに今更ながら驚き。

正確じゃないと遭難につながりますから

当たり前と言えば当たり前かな。

Gsc_0010

この写真は

お昼前11時頃の峠の状況。

実際はこの写真に写っていないあたりに

この人たちの5倍くらいの人がいます。

みんな山々の稜線を黙って見つめています。

そう

普段、街では

不可抗力なことなのに

イライラしている人を

見かけます。

イライラしたって

始まらないのにな

と思う。

ここに来ている人たちを見ていると

タカがなかなか来ないからといって

イライラしている人なんて

一人もいない。

いつ来るかわからないタカを待ちながら

なぜかみんな笑顔。

本当に一時間くらい来なくても

平気な感じの笑顔。

私は

空をぼーっと眺めたり

飛べたら気持ち良いだろうなあと考えてみたり

穏やかな気候に

うたた寝しそうになったり。

見渡せば

団塊の世代の方々がほとんどの様に見受けられます。

カメラも高級な一眼レフと望遠レンズの組み合わせ。

ああ

うらやましい。

コンパクトデジカメで

しかもi4rなんてオモチャで撮っている

やる気のない人は

この中で私だけ。

でも写真を撮りたくて来た訳ではないので

ほとんどの時間は

持って来た折りたたみイスに座って

ぼーっと空を眺めていました。

ぼーっと。

Gsc_0013

写真中央の下の方の黒い点。

目視だとこんな感じで豆粒な感じ。

Gsc_0016

近くを飛ぶとこれくらいの迫力か。

Gsc_0017

飛んでるタカは

フレームに納めるのがやっとで

コンデジではほとんど写真に撮れません。

Gsc_0033

それでもなんとか撮れたのがこのあたりの写真。

Gsc_0038

食物連鎖の頂点に位置するからなのか

猛禽類には独特の迫力があります。

Gsc_0041

写真を撮ろうとすると

一所懸命になってしまって疲れるので

最初の10分程度で10枚程度撮ったら

私の撮影はおしまい。

せっかくの休日

のんびりしたくて来たのですから。

あとの数時間はカメラをしまって

ずっと空を眺めていました。

ずっと。

タカ

がんばって飛んでいるな。

そよ風は甘い香りがして

雲はしずかに流れている。

あれ

これは現実なんだっけ。

そう

夢との境目が

曖昧になるひととき。

ああ

なんて幸せなんだろう。

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2010年2月22日 (月)

国際大会を見ていると思う

TVでは連日

バンクーバオリンピックの中継で

盛り上がっています。

私は昔から疑問に思っていることがあります。

例えばフィギュアの浅田真央さん。

現地の紹介アナウンスでもテロップでも

「MAO ASADA」と紹介されます。

浅田真央さんは「アサダマオ」さんであって

「マオアサダ」さんではないのにもかかわらず

なぜか?

理由は簡単ですよね。

欧米には

ファーストネームである名が前にきて

ファミリーネームである姓が後にくる

という「文化」があります。

だとしたら

「欧米の文化」を尊重して

あるいは

現地の方々にわかりやすいように

欧米の大会では

日本の選手が

「MAO ASADA」と紹介されるのは

良しとしましょう。

ちょっと待ってください。

ではその一方

私の愛する「日本」には

永く続いてきた

「姓が前で名が後ろ」

という「文化」があります。

だとしたら当然に

日本で開催される国際大会や

来日した方を

カタカナで国内報道するときには逆に

日本のルールに習って

Michael jacksonさんを

「ジャクソンマイケル」さんと報道するか?

しません。

「マイケルジャクソン」さんと報道しています。

英字で紹介するのならまだしも

新聞でカタカナで表記するのであれば

「バラクオバマ」大統領ではなくて

「オバマバラク」大統領ではないのか。

「マイケルジョーダン」さんではなくて

「ジョーダンマイケル」さんではないのか?

そう

「デイブスペクター」さんが

日本国内で日本語で自分を紹介する場合には

ワタシノ ナマエハ「スペクターデイブ」デス。

が正しいのだと

日本語教室では教えるべきではないのか。

あれ。

いえいえ、違います。

そうではなくて逆だと思うのです。

「バラクオバマ」大統領や

「マイケルジャクソン」さんは

どこに行っても

「バラクオバマ」大統領や

「マイケルジャクソン」さんであって

それは

日本に来ても

「バラクオバマ」大統領であって

「マイケルジャクソン」さんだと思うのです。

だとすれば逆に

「アサダマオ」さんは

どこに行っても

誰と会っても

「Mao Asada」さんではなくて

「Asada Mao」さん

で良いのではないのか

と思うのです。

などとバカなことを

時々、人に話してみるのですが

まあ、

ほぼ例外なく白い目で見られます。

「なにをバカなことを言っているのだろう、この人。」

ああ、

それまで一歩一歩築いて来た信用が

一瞬にして壊れかねない瞬間。

以前、スコットランドに支店展開する戦略上?

英語をしゃべろうと

英会話教室に通った際

英国人の先生には自己紹介で

My name is TANAKA HIROSHI.

とスピーチで紹介していました。

そうすると

「え!このイエローは

この歳でそんな英語の基礎もわからないの?

クレイジー!」

的な

哀しそうな目で見つめられて

子供に説明するような感じで「HIROSHI TANAKA」ですよ。

訂正させられてしまいます。

私は

日本ではファミリーネームが前にくるという

「文化」があり

私の名前は「タナカヒロシ」なのであって

「ヒロシタナカ」ではないんですよ、と。

でも

あなたの国で言うところの

ファーストネームは

後ろの「Hiroshi」の部分なので

呼ぶ時は「Hiroshi」と呼んでくださいね

などと

英語で一所懸命説明するのですが

だいたい話がややこしくなって

最後は哀れんだ目で

他の話にすり替えられてしまうのでした。

私の英会話能力が足りないのが一番の理由だとしても

こんなくだらない話を

理解してもらえた英国人先生は

一人もいません。

欧米の人々の常識が

国が変われば常識ではない可能性を

認識してもらう視点に気付かせる程には

私の英会話能力がない。

そりゃそうだ。

今までの経験上

たぶんここまでの説明でも

日本人でさえ同意してくれる人は皆無。

このくだらない話を話し始めてすぐに面白がってもらえた人は

過去数人しかおらず

少し掘り下げて説明して

多少合点がいった人が半数程度。

残りの半数の方は

説明しても

英会話の先生と同じ反応。

そう、その哀れむ感じ。

ああ、

軽蔑される前に説明をあきらめ

話題を変える気弱な私。

私は

国外でも英会話教室でも

「タナカヒロシ」なのに。

私はどこに行っても

だれと会っても

「ヒロシタナカ」ではないのに。

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2010年2月 8日 (月)

九十九里浜で苦渋

日曜日に建物の現場調査に行ってきたのですが

これがなんと

あと数百メートルで

九十九里の白子海岸

という素敵なロケーションでした。

これは調査帰りに寄るしかないでしょう

ということで

夕方、日の沈む前にと

浜辺まで行ってみました。

ちょうど夕日がステキな感じだったので

写真を撮ろうと思ったのですが

残念なことに

i4Rのバッテリーがカラ。

やむを得ず

携帯で撮影してみましたが

予想通りのイマイチな写り。

画素数が多けりゃ良い

ってもんじゃないでしょう

ガラパゴスケータイさん。

試しにiPhoneで

風紋を撮ってみたら

これがそこそこ良い感じ。

Img_0073_2

初代3Gなので

今時AFが付いていないのですが

なかなか

味のある写りです。

Img_0024_1

現行の3GSは当然AFなので

もっとボケ味がキレイなのかも。

本当は機種変したいのですが

この夏には新しいiPhoneが出そうなので悩みます。

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2010年2月 2日 (火)

千年杉、大きすぎ

日蓮さんで有名な清澄寺近くの

土地の境界立会に行ってきました。

10年以上行っていませんでしたが

久しぶりに立ち寄った境内は

以前となにも変わっていませんでした。

千年杉も変わらず

(右下の人の大きさと比べてみてください)

Kicx6629_edited11_2

100年後もきっと変わらず

このままの雰囲気を保っているんだろうな

と思います。

変わらないすばらしさ。

変化すれば良いってものばかり

ではないはず。

最近お騒がせの横綱がおりますが

日本伝統の相撲にガッツポーズは不要。

ガッツポーズをしたいのなら相撲ではなく

SUMOというスポーツを作って

そちらでお願いします。

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