ホンダが復活した今年のフォーミュラーワン世界選手権。
去年はたしか夜中に出発して次の日の深夜に帰ってきましたので
0泊2日の弾丸ツアーみたいな感じでしたが
先週の日曜日の決勝は
朝7時に千葉を出てノンストップでサーキット駐車場に到着。
滞在5時間で夕方4時には三重を発って
夜10時には千葉に帰ってきました。
今年は正真正銘の日帰りです。
アイサイトの全車速追従と車線中央維持機能を使うと
ハンドルもアクセルもブレーキも操作しないで三重まで行けて
ハイウェイが全く疲れ知らずなので何百キロでも走れます。
一日で往復900km走りましたが休憩の必要もなく
帰ってきても普段の一日と変わらない疲労感しか残りません。
本当アイサイト凄い。
今後はアイサイト無しの車には乗れない体になってしまいました。
いつもはポディウム前か見晴らし最高のQ2席でしたが
今年は初めてスターティンググリッド付近の席にしましたので
スタートも1コーナーも観ることができてなかなか楽しかったです。
レコノサンスラップ前の状態です。
毎レース正確な時間通りに
同じスケジュールで淡々とひとつひとつのイベントが進んでいく
このF1の様式美と
澄んだ秋空に響くエキゾーストノートはまるでオーケストラの様で
非日常的で官能的。
レースが始まれば世界で一番美しい鈴鹿サーキットを
信じられない技術を持った世界のトップドライバーが
毎周回きれいにスムーズにまったく同じラインをトレースしていく。
チェッカーまでの2時間はすべてがスマートで美しい。
毎年何も変わらないのに毎年この時期になると観に行きたくなります。
今年はせっかくなのでホンダのピットクルー気取りにしました。
昔からBOSEのノイズキャンセリングヘッドホンを使っていて
飛行機に乗る時とF1を観るときには欠かせません。
シルバーウィークの最終日
仕事ばかりでどこにも行っていないのもどうかと思い
ぷらっとドライブに行ってきました。
数年ぶりに千倉の海岸美術館。
あいかわらずお客さんが全然おらずに静かで良い感じです。
とくにこの建物が好きです。
たしか中学生のころ日経アーキテクチャに掲載されていたのが
この建物に興味を持った始まりだった記憶があります。
いつも思うんですが
このカレンダー欲しいんですよね。
これはワンオフだろうし簡単だから
自分で作っちゃおうか。
自分の生家に小さい中庭があったせいか
いまでも中庭がある建物って好きなんですよね。
緑が豊かで周辺も静かで
近くに来たときは結構立ち寄らせていただいています。
カフェでも併設されてれば良いのですが
きっとお客さん来ないんだろうな。
前々から狙っていた住宅用のスマートロック。
そのデザイン性の高さから
米国のKwikset Kevoを狙っていたのですが
シリンダーごと付け替えなくてはならず
日本では正規に扱っていないため
まだ情報がほとんどなくて取付するには難儀しそう。
そのうち国内メーカーから良い製品が発売されるだろう
と思って静観していましたがなかなか発売されない。
車ではとっくに実装されているのになぜでしょう。
さすがにいい加減にしてくれと米国アマゾンから発送してもらおうとして
いろいろと情報を集めてはみたのですが
日本人ではKevoを取付している人が皆無。
もっと根本的なことを言えば
国内の電波関係の法律にも抵触するはず。
人柱になるのは嫌だしな
と思っていたら
SONYの子会社から
クラウドファウンディングを使って今年中に発売されるとのニュース。
さっそくその日に2台発注してみました。
そうして数か月待って
先日ようやく届いたmade in japanのスマートロック。
それにしても今どき中華製じゃないのは珍しいですね。
うれしいです。
パッケージや取説はアップルライクのシンプルでわかりやすいもの。
開けてみてびっくりしたのはその製品の工作精度の高さ。
ずいぶんと久しぶりに工業製品で感動しました。
さすが日本製。
デザインが良いのも購入の決め手のひとつでしたが
実際に実物を手に取るとそのこだわりが伝わってきます。
いろいろと考えられてデザインされていることがわかります。
ところがちゃちゃっと10分くらいで取り付けて
いろいろと操作してみてわかった残念なこと。
ハードは素晴らしいのにソフトがとてもアレなんです。
さすが日本製。
こういうところこそアップル社を見習ってくれたら良かったのに。
UIが全く考えられていません。
なんじゃこれ。
早急に改善してくれることを期待します。
2つ付けるとこんな感じ。
世界最小なのはわかるが
それにしてもゴツ過ぎだろこれ。
でもこの無骨さ嫌いじゃないです。
欧米の日本ファンの方から長年愛されてきたホテルオークラ東京の本館が
今年8月をもって解体されることになりました。
そのデザインがほかに類を見ないすばらしいものとして世界的に有名でしたから
前から一度見てみたいと思っていたので
これが最後の機会だと思い
取り壊される直前に立ち寄ってみました。
静かに記憶をたどる
フィルムカメラを持った初老のご夫婦や
建築を勉強しているような
デジタル一眼を持った若い学生さんなど
いろいろな年代の多くの方々が
この空間の最後の時を静かに過ごしていました。
たかが商業オリンピックごときのために
この世界的に評価されている歴史ある意匠が失われるのかと思うと
寂しい気持ちでいっぱいです。